2012年度 日本POW友好プログラム

日本政府は20121013日から9日間、7人の元捕虜を日本に招聘しました。第回 日本POW友好プログラムの参加者は以下のとおりです。

                        
ダグラス・ノーザム ランダル・エドワーズ デヴィッド・ファーカー ジョン・ミムズ  ジョン・リール   ジョージ・サマーズ  ロバート・エアハート

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英連邦戦争墓地訪問

この墓地には48人のアメリカ人捕虜も追悼されています。彼らの多くは、「鴨緑丸」「江の浦丸」「ブラジル丸」での移送に生き延びたものの、門司に到着後すぐに亡くなった捕虜たちです。
 
                         

市民との交流会

交流会の終わりに、日本の捕虜政策に関する著名な学者である内海愛子教授は、これからも日本の人々、特に若者に捕虜の歴史を教える努力を続けていくと、挨拶しました。

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玄葉光一郎外務大臣との面会

玄葉外務大臣は元捕虜を歓迎し、彼らが蒙った苦痛に対して改めて日本政府の謝罪を表明しました。元捕虜一行を代表してダグラス・ノーザム氏が招待に感謝し、今後このプログラムが、捕虜の未亡人や次世代をも対象として長く続いて欲しい、と希望を表明しました。
 

                  
         報道陣を前に元捕虜に語りかける玄葉外務大臣  元捕虜から記念に贈られた友好コイン
 

齋藤勁内閣官房副長官との面会

斎藤氏は、終戦の年に生まれて幸運にも享受することができた平和を、どんなことがあっても守っていきたい、と語りました。

テンプル大学での講演会



 講演会の様子は以下のサイトで見ることができます。
 
http://www.youtube.com/watch?v=1jycpzCn1f4


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ジョン・ルース駐日米大使訪問

          

ジョージ・サマーズ氏の娘リンダ・オバーマンさんは、感極まって次のように語りました。「もし父が捕虜だった当時、預言者が、あなたは90歳まで生き、日本政府から招待されて日本に行き、駐日米大使に会い、味わった苦しみに敬意を表されるだろう、と告げたなら、そんなことが起こるなど誰も信じなかったでしょう。」


日本記者クラブでの記者会見

記者会見の様子は次のサイトで見ることができます。 元米捕虜会見 
 

村越祐民 外務大臣政務官主催のレセプション

              
                                   
長い間捕虜問題を支援してきた藤田幸久参議院議員が挨拶


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11月17日、ノーザム氏・サマーズ氏・エアハート氏は、彼らが収容されていた大阪を訪問しました。ノーザム・サマーズの両氏は梅田分所、エアハート氏は桜島収容所に収容されていました。ノーザム夫人、リンダ・オーバマンさん、デローレス・フランクさんが同行しました。



「捕虜:日米の対話」の徳留絹枝と外務省の今野就尋氏が付き添いました。

エアハートさんが強制労働を課せられた日立造船を訪ねました。彼が働いた桜島工場は今はユニバーサル・スタジオになっていて、もうありませんでしたが、会社側は、関連資料を親切に用意してくれていました

          
        日立造船職員が、社内の資料を使って桜島工場の歴史を説明する

10月18日、3人の元捕虜はノーザム氏とサマーズ氏が、荷役労働を課せられた日本通運梅田支店を訪ねました。会社側は、社史の中から当時の写真を探してくれていて、ノーザム氏もサマーズ氏もその風景を記憶していました。新入社員の教育を担当しているという女性職員は、今後このような自社の歴史についても教えていきたいと語っていました。


                            
    ノーザム氏 とサマーズ氏が、当時の写真を使いながら彼らの戦時中の労働を説明

      
             当時と現在 :ノーザム氏 とサマーズ氏が働いた梅田貨物駅

 
       
  日本通運の方々と


一行はその後、桜島捕虜収容所跡地の近くにある高見小学校を訪問しました。5年生と1年生が、質問をしたり歌を歌ったりして元捕虜を歓迎しました。



            
 



子供たちの歓迎は、この年老いた元海兵隊員を涙ぐませました。」
                      
                        ---   ロバート・エアハート
         

一行はその後、ピース大阪を訪問し、戦時中に捕虜を見たことを覚えている市民たちと交流しました。戦後シベリアに抑留された池田幸一さんも、参加しました。

読売新聞      「元日本軍捕虜 児童らにメッセージ」
Stars and Stripes   Former POWs share stories of imprisonment with Japanese children

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山口・美祢市: ジョン・リロイ・ミムズさんの訪問 

1017日、ミムズ夫妻は山口宇部空港に降り立った。戦時中、宇部興産山陽無煙炭鉱業では500人あまりの英米の捕虜が石炭採掘に従事し、炭坑は1970年閉山した。宇部興産本社で宇部渉外部のスタッフ3人がミムズさんを迎え、社の歴史を説明。当時を偲べる写真数枚がプレゼントされ、鉱山の作業を記録した映像を鑑賞。発破、天井の枠作り、石炭採掘とトロッコ運搬をミムズさんはニーナ夫人に熱心に説明する。階下の展示場見学後、社の専用路で米国製大型運搬車の並ぶ駐車場へ。セメント製造原料・燃料(輸入炭)運搬について説明を受け、雇用創設に関心を示しつつ訪問を終了した。
 

 
宇部興産渉外部の方々と
外務省の箕浦さん、「捕虜:日米の対話」の伊吹、電通の坂井さん、看護士の佐々木さん


全長 33 という運搬用トレーラーの前で説明を聞

1018日、10時から村田弘司・美祢市長を表敬訪問。戦争の犠牲者のうえにある現在を覚え、平和と友好の未来を築こうとの市長からの言葉に強く共感を表明した。大嶺捕虜収容所跡地に1996年、記念碑を建立した地元市民の代表、波左間正己師・山本史雄氏・田中哲郎氏・盛岡光生氏も同席した。佐々木昭治美祢市企画政策部長の案内で碑を訪ねる途中、路上で待ち受けた保育園児と交流。英語の碑文をじっと読むミムズさん。「ここに戻ってきて本当によかった。」ジェローム・マクダヴィット捕虜司令官をよく覚えていると前日、目を輝かせていたが、当時の建物配置も思い出し、炭鉱へ歩いた道で村人の庭がきれいだったと話す。坑口の残る管理事務所では飯田正所長が歓迎し地図など資料を贈呈した。市主催の昼食では話しがはずみ、事実を覚え平和を築こうと一致した。歴史民族資料館を見学の後、石灰の創る風光・秋吉台ドライブも楽しんだ。

  
村田弘司 美祢市長 表敬訪問

                     
           道路に並んで待つ保育園児と交流      田中哲郎氏は碑周辺の清掃をかかさない  
 



大嶺捕虜収容所記念碑前で

            
坑道口で 森岡光生さん・波左間正己師・ミムズさん・山本史雄さん       1945年の 同じ坑道口

山口新聞  「元米軍捕虜が美祢の収容所跡地訪問」

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10月17日、ランダル・エドワーズ氏とデビッド・ファーカー氏は、夫人を同伴して大森捕虜収容所跡地を訪ねました。その後、ファーカー氏は海上自衛隊横須賀基地、エドワーズ氏は米海軍横須賀基地を訪問しました。

          
  POW研究会の前川志津さん、田村佳子さん、笹本妙子さん、西里扶甬子さんが同行しました。

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ジョン・リール氏の新潟訪問

10月17日、ジョン・リール氏は、彼が収容されていた新潟を訪問しました。息子のグレッグさんが同行し、現地の歴史研究家木村昭夫さんが案内しました。


かつて働かせられていた埠頭をバックに

「この地に再び帰ってくる機会があるだろうとは、思わなかった
                                                  --- ジョン・リール


1930年当時の埠頭
 

新潟日報  「新潟で捕虜生活の米国人 67年ぶりに来県

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10月19-20日

訪日グループ一行は京都で2日を過ごし、日本と日本の占領地で命を落とした4万8千人の連合国兵士の名簿を保管している霊山観音や立命館大学国際平和ミュージアムを訪ねました。

            
   
デビッド・モートン教授から名簿の説明を聞く    立命館大国際平和ミュージアムでの交流会
 

京都新聞  元米兵が捕虜体験語る

彼らは日本を去る前、旅行の全般にわたりお世話をした電通のスタッフと、この記念写真を撮りました。                                                               
                                     
 (写真提供:グレッグ・リール氏)



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