Too Dead to Die: A Memoir of Bataan and Beyond
(
死ぬには死にすぎている:バターンを超えて)
スティーブ・レイモンド、マイク・プライド共著

1942年4月9日、1万2千人の米兵を含む約6万8千 人の連合軍兵力が、フィリピンのバターン半島で日本軍に降伏した。その日を境として、これらの兵士は西側諸国の人々の視野から悄然と消えてしまった。降伏は、生き抜いた米兵にとって、死・拷問・疫病・飢餓・奴隷労働の苦難の始まりであり、それは1945年8月に広島と長崎に原爆が投下され た後、やっと終結したのだった。

『死ぬには死にすぎている』は、一人の男のサバイバルの物語である。陸軍航空部隊の事務員だったスティーブ・レイモンドは、バターンでの降伏の時点まで には、前線の歩兵部隊の軍曹に生まれ変わっていた。

同時進行の臨場感と緻密さをもって描かれたこの著書が書いているように、彼は、「バターン死の行進」と日本の奴隷労働収容所群島での3年半から生還した。

『死ぬには死に過ぎている』は、日本人看守が「こら!」と怒鳴るのをティーブ・レイモンド初めて聞いた瞬間から、輝かしい開放の日の夜明けまで、彼が味わったとおりの苦難の体験に、読者を引き込んでいく。それは、毎朝死の影に怯えながら目覚めながらも、生き抜くことを決心し続けた臨機応変な男の、感動的な物語である。ボーイスカウトのリーダーとして培ったスキルと、わずかな栄養でも摂取するために腐ったオレンジの皮や虫、魚の腸など何でも食べる意思の力で、彼は、永久に覚めることないような悪夢に耐えたのだった。レイモンド氏にとってサバイバルは、文字通り憎むべき敵への勝利を意味していた。捕虜輸送列車の窓から、彼は、アメリカの爆撃で廃墟となった日本の都市を目撃した。「マルコ・ポーロになったような気分だった。」と彼は書いている。「偉大な都市が破壊され、白人の奴隷が虐待されるという私の驚くべき話を、いったい誰が信じるだろう。」                     

       Mr. Steve Raymond


これらの”驚くべき話”は、最初レイモンド氏が捕われの身でいる間に、ひそかに記録されたものである。生き証人になるのだという決心が、恐怖と窮乏のさなかでも、彼を励ました。1945年についに帰還して自由を取り戻した最初の数ヶ月を、彼は、日本に向かう地獄船が沈没した時に失った、捕虜生活最初の頃の日記を復元することに、費やした。回想記を書くべく下書きを始めたが、ほどなく興味を失ってしまった。その後の長い年月で、彼はときおり引き出しから回想記を取り出し、書き加えた。

そしてついに2003年、彼はニューハンプシャー州の新聞編集者で、アマチュア歴史家であるマイク・プライド氏の手元に、原稿を送るまでにこぎつけた。プライド氏は、レイモンド氏の編集者そして共著者になり、原稿を整理し、簡潔な物語にまとめた。
                                                
Mr. Mike Pride


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